生命保険を活用した相続のメリットって?納税資金の不安を解消。ポイントは非課税限度枠

2018年05月18日 [ ]

生命保険は相続税の節税として活用できます。そのポイントは「生命保険の非課税限度枠」です。
ここでは、生命保険を活用することによるメリットについて解説します。

生命保険の非課税限度枠のおかげで節税を見込める

被相続人の死亡保険金を相続人が受け取る場合、相続人全員が受け取った死亡保険金の合計額から「500万円×法定相続人の数」までの金額が非課税となります。
つまり、法定相続人が3人いた場合、1500万円分が非課税として控除されます。相続税はこの非課税限度枠を超えた金額に対して課税されます。

現金での一括納付が原則の相続税。生命保険を使って納税資金の確保が可能に

相続税の納税は原則として現金での一括納付のため、納税資金を用意しなければなりません。生命保険では非課税限度枠を利用した節税のほか、納税資金を確保することができます。
預金積立と比較するとこのような違いがあります。

預金積立

一定の額が貯まるまである程度の期間が必要。相続発生までに十分な額が貯まるとは限らない。
生命保険:一度保険料を支払えば保険金の支払いは確実。一定の納税資金を確保できる。

預金積立

相続発生時にすべて課税対象となる。
生命保険:非課税限度枠があるため相続発生時に相続税の負担が軽くなる。(下図)

生命保険と預貯金の課税部分比較

生命保険と預貯金の課税部分比較

このように生命保険を利用すると、節税だけでなく納税資金を確保できるというメリットがあります。

現預金の一括贈与のデメリットをカバー

生命保険には納税資金の確保以外のメリットもあります。これは相続人に現預金を一括贈与するときの欠点を補う効果があります。

被相続人の生前に現預金を贈与すると、贈与された側がそのお金を使ってしまう可能性があります。そのため、事前に現預金を贈与していたとしてもそれを使ってしまえば納税資金は貯まりません。
いっぽうで生命保険の場合、相続発生まで現預金が相続人の手に渡ることがないため、保険金を納税資金として活用することができます。

そのため、贈与された側がお金を無計画に使いつくしてしまう可能性がないという意味で生命保険は「割れない貯金箱」としての役割を果たしているといえるでしょう。

ほかにもある、生命保険のメリット

これらのメリットのほかにも、生命保険には何点かメリットがあります。

1つめのメリットは書類さえ用意できればだいたい1週間で保険金を受け取れること。不動産を売却するよりも手間がかからないため、相続税の納税期間の心配も必要ありません。
さらに2つめのメリットは保険金の受取人を指定できること。受取人を指定できていれば、遺産をめぐるトラブルを事前に防げます。

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