相続税の税務調査でチェックされる物とは?財産の場所を嗅ぎ分ける調査官には敵わない

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相続税専門の税理士。創業16年で国内トップクラス1,690件の相続税の申告実績。103億円以上の相続税の減額・還付実績。
岡野雄志税理士
岡野雄志税理士

相続税の税務調査は所得税や法人税よりも厳しいチェックが入ります。調査官が個人宅に入るだけでなく、被相続人や相続人のプライベートについての質問など細かいところまで突いてくるので緊張がつきもの。家の中の引き出しやタンスを見られてしまうことに嫌悪感を抱いてしまう人もいるはずです。

とはいえ、調査官は引き出しやタンスを絶対に見るわけではありません。金庫や印鑑のチェックだけでとどまるときもあります。では、調査官の目が行き届くアイテムはどんなものなのでしょうか。それらの共通点は「お金そのものがある所」「お金のありかがわかるもの」です。

税務調査官のこの質問を聞き逃さぬよう…!

税務調査にやって来る2人の調査官のうち、ベテランの上官が家の状態をチェックします。そのとき上官が相続人に投げかける質問としてこのようなものが代表的です。

「金庫を見せてください」
「通帳の保管場所はどこですか?」
「印鑑の保管場所はどこですか?」
「貸金庫はありますか」

税務調査官はお金のありかにとことん探りを入れる

税務調査官は相続人に金庫や通帳、印鑑の場所を確かめることによって、お金のありかを探しています。また、貸金庫があれば相続人と一緒に銀行まで見に行くということも。
金庫を開けてお金が入っていれば調査員にとってはしめたもの。調査員は「この現金は相続財産ですか?」と追及するはずです。

たんすなどのプライベートに関わるものが調査対象になることは少ないですが、金庫にめぼしいものが見つからなかったときに、「たんすを見せてください」と言われることもあります。

調査官は通帳や印鑑、現金など、金庫にあるはずのものの保管場所を知りたがっています。それと一緒にお金のありかがわかりそうなアイテムもチェックします。代表的なものとして下のリストに挙げられます。

税務調査官のチェック項目

印鑑をカラ押しされることも…

被相続人の印鑑が最近使われたかどうかを確認するために調査官が印鑑をカラ押しすることがあります。本来ならば被相続人の死亡後には印鑑が長らく使われていないはずです。

もし印鑑をカラ押しして朱肉の赤がつくようなことがあれば、最近相続人の誰かが使った、つまり被相続人の預金を引き出した可能性が浮かび上がります。

金庫と通帳、印鑑は必ず確認される

調査員が投げかける質問の中でも、金庫や通帳、印鑑の場所は必ず確認されます。そこにお金が使われたり、お金があったという証拠が残りやすいからです。そのほかにも日記や手帳など被相続人がお金の場所を書いた可能性が高いアイテムもチェックされます。
調査員は長年のキャリアから隠された財産のありかを嗅ぎ分けるのが上手なのでしょう。お金がだいたいどこにあるか分かりそうな物を税務調査前に把握しておくことで、調査官にそれらをチェックされたときの対応や切り返しの予習ができそうです。

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岡野 雄志

早稲田大学商学部卒業。
2005年に神奈川県横浜市の新横浜に事務所を開設して以来、相続税申告や相続税還付、相続税の税務調査、生前対策など、横浜に限らず全国各地の相続分野の案件を1690件以上手がけてきました。
特に土地の評価を得意とし、相続税還付の実績は業界でもトップクラス。相続税に関する書籍の執筆にも力を入れているほか、各種メディアからの取材実績も多数あります。

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