相続税申告時の税理士探し方!4つの方法とメリットデメリット
相続税について相談したいといった場合、「相続税を専門としている税理士」を探すことからはじめましょう。
相続税は、税理士の中でも最も複雑な分野とされています。
実際、相続税を専門としている税理士とそうではない税理士とでは、納税額に大きく差が出ているのが実情です。
また、近年、相続税専門とうたう税理士事務所は増加傾向にありますが、相続税は「知識や経験」が納税額を大きく左右します。
そこで今回は、相続税について相談したいときや相続税申告を依頼したいときに、最後まで安心して任せることができる相続税専門の税理士の探し方について解説します。
相続税のことは相続税専門の税理士を探す
相続税は専門性の高い分野とされているため、相続税について相談するときは相続税専門の税理士を探しましょう。
税理士の多くは、需要の大きい法人税や個人の確定申告を得意としています。とはいえ、税金のプロなのだから相続税も任せて大丈夫だろう、そう考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、すべての税理士が相続税に関して知識が豊富であるかというと、実はそうではありません。
令和3年の相続税の申告件数12万372件に対し、税理士の登録者数は約8万人です。相続税は平均すると税理士一人当たり年間1.5件しかないイレギュラーともいえる案件なのです。
そのため、相続税についてあまり詳しくない、中には経験したことがないといった税理士は思いのほか多いのです。
相続税の申告は、いかに財産の評価額を抑えるかであり、豊富な知識と経験がなければ適確に納税額を抑えることは困難なことです。
特に、土地の評価に慣れている税理士と不慣れな税理士とでは納税額(申告内容)に大きな差が生まれてしまいます。
相続税について「安心して任せたい」「過払いを防ぎたい」という方は、相続税専門の税理士に依頼することです。
相続税専門の税理士事務所ならどこでも大丈夫?
結論から申しますと、相続税を専門としている税理士事務所ならどこでも大丈夫とは言えません。
近年、相続税を専門としている税理士事務所は増加傾向にあります。
それにより、相続税を扱っている税理士を探す方にとっては、以前よりも選択肢が増えて照査しやすくなりました。
おそらく、照査の要件として重要視されるのは、「税理士報酬」じゃないでしょうか。次に、「税理士事務所の所在地はどこか」や「依頼や相談の流れ」、中には「どのような雰囲気の税理士なのか」とホームページ内の税理士の写真などを見て雰囲気をつかむ方もいるでしょう。
決して安くはないお金を支払うのですから、どの要件もとても大事なことです。
ただ、「明瞭報酬」「近くて便利」「雰囲気の良さ」だけでは危険です。
前述したように、相続税は税務の中でもとても特殊な分野とされ、どのような案件でも迅速かつ適確な対応を行うには、高い知識と豊富な経験が必要です。
相続税の納税額をどれだけ節税できるのかは、税理士の知識と経験がものをいうのです。
つまり、相続税を専門としている税理士事務所ならどこでもいいわけではなく、 「高い知識と豊富な経験のある相続税専門の税理士を探すことが重要ということです。
では、高い知識と豊富な経験はどこで判断すればいいのでしょうか。
判断材料として一番分かりやすいのは、「実績」です。スポーツでいえば試合の成績、医者でいえば手術の成功率といったところです。
近年は、ホームページに力を入れている税理士が多く、ほとんどの税理士が自身の実績を紹介しています。高い知識と豊富な経験を判断する材料のひとつとして、税理士の実績を確認するといいでしょう。
相続税専門の税理士の探し方
相続税専門の税理士を探す方法として、下記の4つの方法があります。
- インターネットの情報から探す
- 知りあいの税理士に依頼する
- 友人や知人から紹介してもらう
- 無料の税理士紹介会社を利用する
いずれも比較的手軽な方法ですが、それぞれメリットデメリットがあるため、特にデメリットをしっかり考慮した上、自分の環境にマッチした方法を選ぶといいでしょう。
インターネットの情報から探す
近年インターネットの普及により、気になる情報を素早くそして簡単に入手できるようになりました。
インターネットで相続税専門の税理士を探すときは、検索条件を「相続税 税理士」や「相続税申告 税理士」「相続税専門 税理士」など、ワードを絞ることによって、相続税を専門としている税理士事務所のホームページがヒットします。
インターネットで探すメリット | インターネットで探すデメリット |
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インターネットで税理士を探す際、注意するポイント
近年、ホームページの内容に力を入れている税理士が増えています。
税理士が見る側にアピールしたいことは、その税理士の「強み」です。安さとスピードある対応が強みであれば「低価格」や「スピーディな対応」というワードを大きく見出しに使います。
しかし、その気になるワードだけに惹かれてしまうのは危険です。低価格だが低品質、スピーディだが粗忽などの落とし穴も考えられるため、ワードの裏にある細かな情報までしっかり確認することが大切です。
また、検索上位にあるホームページが必ずしも知識や経験が豊富というわけではありません。
低価格の他に何を強みとしているのか、なぜ低価格で提供できるのか、相続税についての実績はいかほどかなど広い視野をもって情報を精査する必要があります。
さらに、インターネットには限界があり、税理士の人間性までは確認することができません。
依頼を決める前に、実際の雰囲気をつかみたいといった場合は、WEB面談や対面での無料相談を利用してみるのもいいでしょう。
知り合いの税理士に依頼する
知り合いということもあり、依頼までに時間がかからないことや、気兼ねなく相談することができるということは依頼者にとってはとても良い環境です。
反面、「知り合いであるがゆえに本音を伝えることができなかった」「安心感はあったが、相続税に関しての知識と経験が浅く、節税効果が得られなかった」などもよくある話です。
知り合いの税理士に依頼するメリット | 知りあいの税理士に依頼するデメリット |
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・信頼と安心感がある ・報酬の交渉がしやすい ・コミュニケーションがとりやすい |
・知っている間柄だけに、相談しにくいこともある ・依頼の内容に合った、能力が備わっていない可能性がある |
知り合いの税理士に依頼する際に、注意するポイント
たとえ、知り合いが相続税専門の税理士であったとしても、「知識と経験」が備わっていない場合は、相続税の納税額で損が生じてしまう可能性があります。
依頼を決める前に、知人が運営する税理士事務所のホームページで実績をチェックしてみたり、会話の中で相続税に関する経験や実績について聞いてみたりするのもいいでしょう。
また、依頼したことにより、後のお付き合いに亀裂が入ってしまったという話も少なくありません。大切な知人だからこそ、先のことをよく考慮した上で、依頼を決めましょう。
友人や知人から紹介してもらう
友人や知人から紹介してもらう方法も、ネットなどで探す手間がなく、スピーディに依頼を決めることができます。
しかし、前出の「知り合いの税理士に依頼する」パターンと同じく、紹介してもらった相続税専門の税理士が必ずしも知識や経験が豊富であるかどうかは分かりません。
友人や知人から紹介してもらうメリット | 友人や知人から紹介してもらうデメリット |
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・自分で探す手間が省ける ・友人や知人の紹介であることから信頼性がある ・紹介制度で、報酬が安くなる可能性がある |
・友人や知人に紹介してもらったために、依頼を断りにくい ・本音で話をしにくい ・相続税に関する知識や経験が豊富であるかどうかわからない |
友人や知人から紹介してもらう場合の注意するポイント
友人や知人からの紹介ということは、それなりに信頼性が高い可能性はあります。
しかし、友人や知人の感覚と自分の感覚がまったく同じというわけでもありません。友人や知人は「誠実な人」と思っていても、実際に自分が関わっていくうちに不信感が募る場合もあります。
友人や知人の紹介は、「断りにくい」ということも大きなデメリットです。紹介を受けた後に「やっぱり自分で探すべきだった」とならないよう、あらゆる面をよく考慮した上で紹介してもらいましょう。
無料の税理士紹介会社を利用する
相続税専門の税理士を探しているが、ゆっくり探している時間がない、一括して見積もりをとりたいなどといった場合は、税理士を無料で紹介している会社を利用するといいでしょう。
無料の税理士紹介会社を利用するメリット | 無料の税理士紹介会社を利用するデメリット |
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無料の税理士紹介会社を利用する際の、注意するポイント
無料の税理士紹介会社を利用することで、数ある相続税専門の税理士事務所の中からさらに自分に合った条件の税理士を紹介してもらうことができるのは、手軽で便利です。
しかし、すべての相続税専門の税理士が紹介会社に登録しているわけではないため、「土地の評価の経験が豊富であること」や「申告後の税務調査が少ない」など細かな部分の条件が満たされていない可能性が十分にあります。
また、低価格でも業務の幅が狭かったり、高価格のわりに低品質であったりと、サービスにバラつきがあることは否めません。
不安や気になる点がある場合は、遠慮せずに税理士紹介会社に質問してみることです。
気になる相続税専門の税理士が見つかったら
気になる相続税専門の税理士が見つかったら、すぐに問い合わせたいところですが、できれば最低3~4社の候補をあげ、それぞれの事務所から同じ条件で見積もりをとることをおすすめします。見積もりを依頼するときは、できるだけ相続財産を具体的に伝えるのがポイントです。
複数の事務所から見積もりをとることで、報酬や業務の内容、これまでの相続税に関する経験や実績などを比較することができます。
気になる相続税専門の税理士事務所が遠方である場合は、全国からの問い合わせに対応しているか確認しましょう。
中には、遠方では不安といったご意見もありますが、
です。
【相続税の相談】岡野相続税理士法人が選ばれる3つの理由
理由1 お客様の「わからない」や「不安」に寄り添ったサポート
岡野相続税理士法人は、創業以来17年間相続税を専門とし、その豊富な経験と実績から全国各地からたくさんのお問合せをいただいております。
お客様からのお問合せには、正確・適確・迅速・誠実な応対を心掛け、おかげさまでお客様満足度97%を達成しております。
相続税について関わる機会は人生のうち幾度も訪れるものではなく、誰もが「わからない」「不安」といった状況であるのは当然のことです。
お客様の「わからない」や「不安」に寄り添い、最後まで安心してご利用できる納得のサービスを提供しております。
理由2 長年の経験、高い知識、豊富な実績で的確な相続税の申告が可能
長年実務に携わって得られた豊富な経験と高い知識で、これまで2,400件以上の相続税案件の依頼を受けてきました。
相続税申告は、いかに納税額を抑えられるかが大きな課題です。
納税額を最大に抑えるには土地の評価で減額できるポイントを逃さないことであり、土地の評価は相続税申告の中でも、税理士の専門性がより発揮されるところです。
当税理士法人は、土地の評価を強みとし、相続税額を最大限に抑えることに時間や労力を厭いません。
理由3 納め過ぎた相続税を取り戻す「相続税還付」の実績
これまで何度もお伝えしているように、相続税は税理士の中でも特殊な分野とされ、相続税の知識が高い税理士とそうでない税理士とでは、納税額に大きな差が出ているのが実情です。
実際、岡野相続税理士法人では、他の税理士が作成した1,700件以上の相続税の申告書を見直してきましたが、その70%~80%の申告書で土地の評価に誤りを見つけ、適正に見直すことで累計151億円の納めすぎた相続税を取り戻してきました。
相続税専門の税理士として、相続税申告だけではなく、過払いが疑われる申告書を精査し、本来納税すべき相続税額に更正することにも力を入れています。
他の税理士事務所に依頼し、相続税申告を完了させた後、納税額に疑問を感じている場合は、当税理士法人に遠慮なくご相談ください。
岡野相続税理士法人では全国対応の無料相談を実施しています
当税理士法人では、全国対応の無料相談を受け付けております。
- 相続税の申告について相談したい
- 申告した納税額が的確であるか、過払いになっていないか知りたい など
どのような内容でも構いません。
不安や気になることは早めに解決が一番です。まずはお気軽にお問合せください。
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