分かりやすく解説、相続税の知識
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相続人は誰?相続人を知るための3つのポイント

公開日:2018/05/25
最終更新日:2020/07/01
相続税の知識
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岡野雄志税理士
岡野雄志税理士

相続人といっても、配偶者や子、兄弟姉妹、父母、おい、めい…など家系図にすると複雑で、誰が相続人になるかどうか考えるにはややこしいですよね。
そこで法律では、亡くなった人の相続税の申告をしなければならない人を法定相続人といい、法定相続人にあてはまる人が定められています。

法定相続人が何人いるかによって基礎控除額などが決まるため、しっかりとチェックしておきましょう。ここでは法定相続人が誰かどうか知るためのポイントや、法定相続人がすぐにわかる図を使って解説します。

法定相続人が誰かどうか知るための3つのポイント

ではいったい法定相続人はどのように決まるのでしょうか。そこで、これらの3つのポイントをおさえておけば法定相続人が誰にあてはまるかどうかがすぐにわかります。

1.法定相続人の基本原則

配偶者はつねに法定相続人です。配偶者に加えて、子、直系尊属(父母、祖父母)、兄弟姉妹の順位に法定相続人が決まります。

2.先の順位の法定相続人がいれば、次の順位は法定相続人にならない

法定相続人になる順番が決まっているからといって、配偶者と子と父母、兄弟姉妹が同時に法定相続人となるわけではありません。子が1人でもいれば次の順位の直系尊属は法定相続人にならず、同様に子がいなくても直系尊属が1人でもいればその次の順位の兄弟姉妹は法定相続人になりません。兄弟姉妹が法定相続人になるのは、子も直系尊属もいない場合です。

3.血縁関係のない人は法定相続人でない

配偶者を除いた血縁関係のない人は法定相続人にふくまれません。(例:子の配偶者、兄弟の配偶者)

場合別の法定相続人

ここでは具体的な場合ごとに誰が法定相続人になるかどうかをかんたんにまとめました。

配偶者と子が相続

このような場合、法定相続人は配偶者と子になります。

配偶者:生きている
子:生きている
父母、兄弟姉妹:生きているか亡くなっているかは問わない

子が相続

このような場合、法定相続人は子のみになります。

配偶者:すでに死亡
子:生きている
父母、兄弟姉妹:生きているか亡くなっているかは問わない

配偶者と父母が相続

このような場合、法定相続人は配偶者と直系尊属になります。

配偶者:生きている
父母:生きている
子:いない、もしくはすでに死亡
兄弟姉妹:生きているか亡くなっているかは問わない

父母が相続

このような場合、法定相続人は直系尊属のみになります。

配偶者:すでに死亡
父母:生きている
子:いない、もしくはすでに死亡
兄弟姉妹:生きているか亡くなっているかは問わない

配偶者と兄弟姉妹が相続

このような場合、法定相続人は配偶者と兄弟姉妹になります。

配偶者:生きている
父母:すでに死亡
子:いない、もしくはすでに死亡
兄弟姉妹:生きている

兄弟姉妹が相続

このような場合、法定相続人は兄弟姉妹のみになります。

配偶者:すでに死亡
父母:すでに死亡
子:いない、もしくはすでに死亡
兄弟姉妹:すでに死亡

相続人になるはずの人がすでに亡くなっている場合はどうなる?

本来ならば相続人になる人がすでに死亡している場合、かわりにその子供が相続人になります。主に子のかわりに孫が、兄弟姉妹のかわりにおいやめいが相続し、これを代襲相続といいます。

子にかわって孫が相続人になる場合

本来ならば相続人のはずの子がすでに死亡している場合、子にかわって孫が相続人となります。
他にもこのような場合に孫が法定相続人となります。

子:すでに死亡
孫:生きている
配偶者、父母、兄弟姉妹:生きているか亡くなっているかは問わない

兄弟姉妹にかわっておい・めいが相続人になる場合

被相続人の配偶者、父母、兄弟姉妹がすでに死亡していて、子も死亡、もしくはいない場合、兄弟姉妹にかわっておい・めいが法定相続人になります。
主に下のような場合にあてはまります。

配偶者:すでに死亡
父母:すでに死亡
兄弟姉妹:すでに死亡
子:いない、もしくはすでに死亡
おい・めい:生きている

法定相続人を正しく知って円滑な相続を

ここでは法定相続人が誰かどうか知るための3つのポイントをまとめました。ただでさえトラブルの多い相続。だからこそ、争いを防ぐためにも法定相続人を正しく知ったうえでの相続が大事です。

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税理士

岡野 雄志

相続税専門の税理士。
早稲田大学商学部卒業。
2005年に神奈川県横浜市の新横浜に事務所を開設して以来、横浜に限らず全国各地の相続分野の案件を1690件以上手がけてきました。特に土地の評価を得意とし、相続税還付の実績は業界でもトップクラス。相続税に関する書籍の執筆にも力を入れているほか、各種メディアからの取材実績も多数あります。

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