法定相続分、法定相続人の分割割合は?どのくらいの財産を相続するか知りたいときに。

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相続税専門の税理士。創業16年で国内トップクラス1,690件の相続税の申告実績。103億円以上の相続税の減額・還付実績。
岡野雄志税理士
岡野雄志税理士

前回は法律で定められた相続人は誰かどうか、つまり法定相続人について解説しました。ここではそれぞれの法定相続人が受け取る財産(「法定相続分」)について解説します。

法定相続分の基本の考え方

法定相続人は複数人いることが多く、それぞれの相続分が定められていないと円満な相続ができません。そのために法律ではそれぞれの相続人が受け取る財産が決まっています。これを「法定相続分」といいます。

誰がどのくらい財産を受け取るかどうかの割合は、法定相続人が配偶者と誰かどうかによって決まります。基本的な割合は下のとおりです。

配偶者と子が相続→配偶者:1/2、子:1/2
配偶者と直系尊属(父母など)が相続→配偶者:2/3、直系尊属:1/3
配偶者と兄弟姉妹が相続→配偶者:3/4、兄弟姉妹:1/4

すぐわかる!場合別法定相続分早見図

法定相続分は、配偶者が誰と相続するかによって決まります。ここでは具体的な場合ごとに法定相続分について解説します。

配偶者と子が相続

配偶者と子が法定相続人になる場合の法定相続分はこのようになります。

(例)死亡した人の配偶者(1/2)・子供たち(1/2×1/子供の数)

相続人が配偶者と子供の場合

なお、子が複数人いるときは、子の数だけ財産を分割します。(子が2人いる場合は1人あたり財産の1/4ずつ)

子が相続

本来ならば配偶者と子が法定相続人になるところ、ここでは配偶者がすでに死亡しています。この場合、子だけが法定相続人になります。そして法定相続分は子がすべて受け取ります。

配偶者と父母が相続

配偶者と父母(直系尊属)が法定相続人になる場合の法定相続分はこのようになります。

配偶者:2/3
父母:1/3

なお、父母が2人とも存命の場合は、父が1/6、母が1/6といった具合に財産を分割します。

父母が相続

子がいない、もしくはすでに死亡していて、かつ配偶者がすでに死亡している場合、直系尊属(ここでは父母)が法定相続人になります。そして法定相続分は父母がすべて受け取ります。

配偶者と兄弟姉妹が相続

配偶者と兄弟姉妹が法定相続人になる場合の法定相続分はこのようになります。

配偶者:3/4
兄弟姉妹:1/4

(例)死亡した人の配偶者(3/4)・兄弟(1/4×1/人数)

相続人が配偶者と兄弟の場合

なお、兄弟姉妹が複数人いる場合は、その財産を人数分で分割します。(2人いる場合は1人あたり1/8)

兄弟姉妹が相続

子がいない、もしくはすでに死亡していて、かつ配偶者や直系尊属もすでに死亡している場合、法定相続分はすべて兄弟姉妹が受け取ります。

相続人になるはずの人がすでに亡くなっている場合

すでに子が亡くなっているときは孫がかわりに相続し、兄弟姉妹が亡くなっている場合はおい・めいが相続するのが一般的です。(これを「代襲相続」といいます)
ここでは配偶者がすでに亡くなっている場合を除いた、子や兄弟姉妹がすでに亡くなっているときの法定相続分について解説します。

子にかわって孫が相続人になる場合

子にかわって孫が法定相続人になる場合、孫は子の立場と見なされます。そのため、原則どおりの法定相続分になります。

配偶者:1/2
孫:1/2

兄弟姉妹にかわっておい・めいが相続人になる場合

兄弟姉妹にかわっておい・めいが法定相続人になる場合、おい・めいが兄弟姉妹の立場と見なされます。この場合も先ほどと同様に原則どおりの法定相続分になります。

配偶者:3/4
おい・めい:1/4

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岡野 雄志

早稲田大学商学部卒業。
2005年に神奈川県横浜市の新横浜に事務所を開設して以来、相続税申告や相続税還付、相続税の税務調査、生前対策など、横浜に限らず全国各地の相続分野の案件を1690件以上手がけてきました。
特に土地の評価を得意とし、相続税還付の実績は業界でもトップクラス。相続税に関する書籍の執筆にも力を入れているほか、各種メディアからの取材実績も多数あります。

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